お正月に欠かせない風習の一つである「お年玉」。その始まりは、古くから日本で行われていた年神様(としがみさま)への信仰に由来すると言われています。新年に家々を訪れるとされる年神様は、五穀豊穣や家族の繁栄をもたらす神様。昔、人々は年神様に「鏡餅」をお供えし、それを分け合うことで神様の力を授かり、新しい年の幸せを願いました。
この「お餅」を家族や使用人に分け与えた風習が、次第に子どもたちに金銭を贈る形に変わり、現在のお年玉になったと言われています。語源の「玉」には、「宝物」や「貴重なもの」という意味があり、贈り物に込められた感謝や愛情が感じられる言葉です。
今回は、この日本の伝統を守りつつ、お年玉を贈る際の正しいマナーとおすすめのお年玉袋をご紹介します。
お年玉を贈る際の正しいマナー
お年玉は単なる贈り物ではなく、感謝や新年の祝福を込めたもの。そのため、贈る際の礼儀も大切です。以下に、押さえておきたいポイントをまとめました。
1. 新札を使う
新年を迎えるにあたって、お年玉は清潔感のある新札を使うのが基本。新札は、新たな始まりを象徴し、受け取る側にも良い印象を与えます。事前に銀行で準備しておきましょう。
2. 金額を適切に設定する
お年玉の金額は、相手の年齢や関係性に応じて設定することが大切です。以下は一般的な目安です:
- 未就学児: 1,000円〜2,000円
- 小学生: 3,000円〜5,000円
- 中学生: 5,000円
- 高校生: 5,000円〜10,000円
相手が多くの親戚からお年玉をもらう場合も考慮し、気を遣わせない金額を心掛けましょう。
3. 袋に入れて丁寧に渡す
お金をそのまま渡すのはNGです。お年玉袋に入れ、表面に「お年玉」と書くか、名前を添えて渡しましょう。市販の袋でも、自分で選んだデザインを使用することで気持ちが伝わりやすくなります。
4. 渡すタイミングを見極める
お年玉は元日から松の内(1月7日頃)までに渡すのが一般的です。親戚や子どもたちが集まるタイミングで、自然な流れで渡すのが良いでしょう。
おすすめのお年玉袋 5選
袋のデザインは、様々あり、特徴的でエンタメ性が強い商品を紹介します。
1. 処方箋風お年玉
お年玉袋といえば、和柄やキャラクターが定番ですが、少しユニークなデザインを選びたいときにおすすめなのが「処方箋風お年玉袋」です!医療現場をイメージしたこのデザインは、大人にも子どもにもクスっと笑えるユーモアを届けてくれます。
2. 給料袋風お年玉袋
普段会社からもらえる給料ですが、逆に友人・部下にあげてみてはいかがでしょうか?
上下関係がギュッと縮まること間違いありません!!
3. マヨネーズ風お年玉袋
あの人、そういえば「マヨラーだよね?」って人に渡してみて下さい!!
渡された日には、マヨネーズを唐揚げにかけて食べようかな、、、って思わせる一品です!
4. 顔出しお札 お年玉袋
令和6年に新紙幣が発行されました。新しい新札の顔見覚えありますか?
「新札のこの人誰??」という話題から仲を深めてみては?
5. アイススプーン風 お年玉袋
アイススプーンを模したお年玉袋。昭和レトロな雰囲気を模して、好きな人には刺さる商品。
レトロ好きな方に是非とも!!
まとめ
お年玉は、その歴史や意味を知ることでより大切な贈り物に感じられます。正しいマナーを守りながら、渡す相手やシチュエーションに合った袋を選ぶことで、さらに喜ばれることでしょう。
今年のお正月も、あなたの心のこもったお年玉が、新しい一年の幸せを運ぶことを願っています!
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